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Excel スパークラインを会計で使ってみよう

前回の記事ではExcelでスパークラインをご紹介しました。スパークラインをいれることで、増減の推移を簡単に可視化できます。

https://kaikei.feedm8.com/archives/101/excelsparkline1/

今回はそのスパークラインの使い方を損益計算書(PL)を題材にしてご説明します。

スパークラインの使い方

今回はスパークラインを入れるための表として下のような場合を想定します。売上高、売上原価といったPLがX1年度、X2年度というように5か年分表示されています。

この右の推移グラフのところにスパークラインで推移グラフを入れていきましょう。

まずはスパークラインの位置を確認します。スパークラインは「挿入」リボンの「スパークライン」の項目から入れることができます。今回はこの中から「縦棒」を選択します。

「縦棒」を選択すると、「スパークラインの作成」というポップアップが出てきます。ここでスパークラインの元データとなる範囲、グラフを表示するセルを決めていきます。以下の二つを気をつけましょう。

  • 「データ範囲」はセルに表示したいデータのみを選ぶ(今回で言えば薄いオレンジのセル)
  • 「場所の範囲」は相対参照にする(もとのままだと「$J$6」となっているのを、「J6」にする)

上記の設定で「OK」を押すと下のようにグラフが表示されます。

ここで終えても問題はありませんが、実はこの推移グラフは不完全です。よく見てもらえるとわかりますが、X1年度の売上高があまりに小さい棒グラフとして表示されています。これは棒グラフとして表示される最小値が0となっていないためです。ここを訂正していきましょう。

スパークラインを入れると、「スパークライン ツール」「デザイン」リボンが表示されます。ここで画像のように「軸」の項目を選び、「縦軸の最小値のオプション」「ユーザー設定値」を選択します。

すると以下のように「スパークラインの縦軸の設定」のポップアップが出てきます。ここでは縦軸の最小値を0として設定していくことにします。

このようにするとスパークラインがひとつのセルにうまくできました。あとはこれをほかのセルにもコピーすればいいだけです。下の画像のようにコピーするセルとコピーしたい先のセルを選択した状態で [ Ctrl + D ] を押します。

こうすると、売上高でできたスパークラインをその下にコピーできます。

最後にスパークライン ツールのデザインで、スパークラインの色を設定したり、グラフの中で山(最大値)や谷(最小値)になっているところをハイライトする設定もできます。以下では色をオレンジベースにして、山をハイライトしています。

 

データの可視化はやり方しだい

今回はPLにスパークラインをいれることで、その増減推移を可視化できるようにしました。スパークラインにも他にもさまざまな選択肢があり、また可視化の方法もスパークライン以外にもたくさんあります。さまざまな選択肢を持ったうえで、そのデータと伝えたいメッセージに最適な可視化の方法を選びましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。