監査法人×AI

PwCあらた有限責任監査法人のAI活用事例

PwCあらた有限責任監査法人も会計監査へのAI活用に積極的です。まず目を引くのはPwCのコンサルの強さです。AIでもコンサルを行っているので、会計監査以外へのAI活用事例のレポートをたくさん出しています。そんなPwCが会計監査ではどのようにAIを活用するのか見ていきましょう。

監査の変革 どのようにAIが会計監査を変えるのか

この中では、「将来的には高度化された被監査会社と監査人のシステムが連携し、AIによる自動かつリアルタイムの監査が行われることになるだろう」と書かれています。これは継続的監査(Continuous Auditing)のことでしょう。こういった大きな展望を考えた上で、監査手続のAI化が事細かにかかれています。

特にAI化の影響が大きい部分として次をあげています

内部統制の整備評価

  • 音声認識による記事録の作成
  • 記事録をもとに業務フロー図やリスクマトリックスの自動生成

証憑突合

  • 注文書などを自動で売上明細と突合

仕訳テスト

  • 仕訳データや補助元帳をもとに、異常な仕訳などの不正検知

開示チェック

  • 財務諸表と補助資料から、開示が正しいかを自然言語処理で自動チェック

実施時期

継続的監査が可能になり、被監査会社のシステムから毎日データを受信、監査上の検討が必要なものがあれば監査人に通知

ここまで考えたレポートを出している法人は私が知る限り他にありません。

AIを活用した会計仕訳検証システムを開発

  • PwCあらたは2016年10月にAI監査研究所を設置
  • 2018年4月から「AI会計仕訳検証システム」の試験運用を開始

AI会計仕訳検証システムは、仕訳テストにおいて、統計的手法をもとに異常な仕訳を抽出するシステムです。機械学習をもとに一定の法則性を見つけ出し、それから外れているものをリストアップします。

PwCはAIの活用に積極的

PwCはデジタル、AI領域における多くのコンサルティング経験から、自社でのAI活用にも積極的だと思われます。国内においては他のBIG4より規模が小さいですが、AI活用においては他法人にも負けていないことがわかりました。

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