監査法人×AI

有限責任監査法人トーマツのAI活用事例

有限責任監査法人トーマツも会計監査業務にAIを導入しているようです。「監査法人 AI」で検索すると一番上にAudit x AIというトーマツのサイトが出てきます。そんなトーマツがどうやってAIを活用しているのか、記事を見てみましょう。

Audit × AI

HPによると、先端テクノロジーを扱うスキルとビジネス感覚を併せ持つハイブリッド型会計士を育成しています。公認会計士はAIを活用する立場になる、との理解のようです。

出典:Audit × AI 有限責任監査法人トーマツ採用サイト

Audit Analytics

大規模かつ広範なデータ活用を行うため、トーマツではAudit Analyticsというデータ分析が行われているようです。いくつかの事例が紹介されています。

  • 売上分析・売上に関するリスク評価事例
  • 海外子会社のリスク評価事例
  • 業務ルール逸脱に関連するリスク評価事例
  • 在庫評価に関するリスク評価事例
  • 固定資産評価に関するリスク評価事例

これらはAIというよりかは、統計的手法を用いたデータの可視化だと思われます。これらをもとに、公認会計士が職業的専門家としての判断を行うのでしょう。

人工知能が日本の会計監査業務に与える影響について

OCR(Optical Character Recognition、光学文字認識)を用いることで、書類などをAIが画像認識を行うと書かれています。また、継続的監査も進んでいくと書かれています。

  1. すべての作業を人が行う
  2. 入力は自動化し確認を人が行う
  3. 全て機械が行う

AIはこの順に導入が進んでいくようですが、詳細は不明でした。

監査イノベーションへの挑戦

20ページもあるインタビュー記事であり、話した内容がそのまま書かれているのでとりとめのない形式です。ポイントを軽くご紹介しますが、興味ある方はご自身でご確認ください。

  • 見積もりの合理性の検討に機械学習を用いている
  • 確認手続のプラットフォームを活用している
  • 継続的監査の実現性が高まる
  • AIは人間を支援し人間の能力を拡張するツール

監査イノベーションの推進事例

Big Data x AI

予測モデリング。リスク案件の予測、業績予想の妥当性をモデルが算出した数値と比較して監査ができる

デジタルトランスフォーメーション

Balance Gatewayという残高確認手続きをオンラインで実現するサービスの活用

先端的技術の研究・開発

契約書解析ツールで、契約書の分析結果をビジュアル化

業務の標準化

トーマツ監査イノベーション&デリバリーセンター(AIDC)という、監査補助業務を専門的に行う拠点を作り、監査業務の反復的な要素を標準化して集約することで効率性と品質を高める

データ分析で地に足の着いた監査業務効率化を推進

監査イノベーションなどを検索しても、不思議とAIという話はあまりありませんでした。一方で、Audit Analyticsなどでは会計監査業務におけるデータ分析を高度化し、次世代の監査を目指しているようです。

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